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プロ野球19日開幕“新しい中継様式” 阪神戦のサンテレビは感染対策と盛り上げに工夫

 プロ野球が19日にいよいよ開幕する。新型コロナウイルスの影響で当面の間、無観客で行われる異例のシーズン。コロナ第2波が懸念される中、試合中継も昨年までとは異なる形となる。阪神戦で知られる兵庫県の独立局サンテレビは、7月1日の中日-阪神が自社制作の初戦。3月に放送予定だったオープン戦が雨天中止となり、無観客試合は“ぶっつけ本番”となる。

 前例のない無観客の6月開幕だけに、手探りの出発となる。コロナと共存せざるを得ない中、同局報道スポーツ局の小川秀二郎局次長兼スポーツ部長(56)は「感染防止が最大のテーマ。まずはこれを優先的に考えないと、周囲の方、阪神球団、NPBに迷惑をかけることになる」と対策を徹底するとした。

 検温や球場への入り時間など、スタッフ約60人が行動記録をつける。放送席には飛まつ拡散を防ぐアクリル板を設置。中継車など機材もゴム手袋をして扱い、触れた後はアルコール消毒をする。スタッフの減員要請も可能な限り応じる意向だ。

 もしもに備えた上で今年も阪神戦に全精力を注ぐ。サンテレビにとっての“開幕”は7月1日の中日-阪神(中継自体は6月26日のDeNA-阪神から)で、同局の無観客試合の放送は初。生中継を予定していた3月4日の阪神-広島が雨天中止に。小川氏は「ぶっつけ本番になるが、経験のあるスタッフだから大丈夫」と不安はないとした。

 他局の中継では無観客の静寂さゆえに、打球音や捕球音が浮かび上がった。小川氏は「練習試合を見てもおのずとそうなる」と見どころの1つに挙げた。密の回避で放送席は当面、アナウンサー1人、解説者1人にする。

 甲子園名物のジェット風船も消えるが、「演出などはこれから。現状を受け入れながら、何とか楽しい中継にしていきたい」と思いを明かした。球場へ足を運べない分、上昇が見込まれる視聴率に関しては「期待はしているが複雑。視聴者の方は球場へ行きたいのだから」とコメントした。

 15年ぶりVを目指す阪神について、同局の注目ポイントを「外国人では。なかでも、やっぱりボーア」とし、期待を込めた。無観客中継の寂しさを、阪神の開幕ダッシュで吹き飛ばすことを願った。

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