【心にささり言葉~一日一語~】住吉美紀アナ 日常の尊さに感動
新型コロナウイルスの感染拡大によって、世界は激変しました。未知の病への恐怖、先行き不安、長引く自粛によるストレス。心はささくれ立ってきます。デイリースポーツでは、そんな今こそ伝えたい言葉として、コロナ発生以降に各界の著名人が発した、時にグサッと、時にしみじみ感じる言葉を厳選。「心にささり言葉~一日一語~」としてお届けします。
◆フリーアナウンサー・住吉美紀(47)「改めて、生きていること、美味しく食べられること、笑えることって、こんなに素敵なことなのかと感動しています」
新型コロナウイルスに感染した元NHKアナが、退院と自宅療養開始を報告した、5日のブログに記した言葉。閉ざされた世界で未知の病と闘ったからこそ見えた、日常の尊さ。喜びにあふれた言葉からは、そんな思いが伝わってくる。
退院直前のブログには「このウイルスはスルっと入り込んできます」という記述がある。「神経質なくらい」に感染に気を付けていたにもかかわらず「最低限と思われる接触」でも感染してしまう。「どうぞ、みなさま他人事と思わず、自分事として」との呼びかけに、ひそかに身の回りに忍び寄るウイルスの怖さを教えられる。