氷川きよし作詞初挑戦 「kii」名義…初のポップスアルバムで新境地

 歌手・氷川きよし(42)が初のポップスアルバム「Papillon(パピヨン)-ボヘミアン・ラプソデイ-」(6月9日発売)で、作詞に初挑戦したことが11日、分かった。収録曲「Never give up」で、親交が深いシンガー・ソングライターの上田正樹(70)が作曲。幼少期から現在に至るまでの気持ちを歌詞に落とし込む、入魂ソングとなった。

 “演歌界のプリンス”とは一線を画す、新たな顔を詰め込んだ。

 デビュー21年目にして、初となるポップス集。新型コロナウイルスの脅威の中、切り開いた新境地に、氷川は「人間にとって何が大事かということを考えさせてもらえる作品をいっぱい集めました。今まさに、“生きる”ということ、命の尊さをあらためてこのアルバムで、私の歌で、伝えていけたら」と思いを込めた。

 R&Bの「Never-」では、ファンの間で定着した新ニックネーム「kii」名義で、初めて作詞に挑んだ。従来は作詞家とのディスカッションで歌詞作りに携わっていたが、独り立ち。作曲の上田とは共演歴はないものの、過去に「悲しい色やね」をカバーさせてもらった縁で、親交を重ねていた。

 「自分自身、何度も大きな波があったり、葛藤があったり、苦しんだり悲しんだりして、でも“諦めない”という気持ちでこの芸能の世界でやってきました。幼少期の頃の“遠いあの日”から始まる、氷川きよしの思いをストレートに素人ながら一生懸命に書かせて頂きました」。自らの言葉のみでつづった歌詞には、胸中を包み隠さずさらけ出した。

 アルバムには他に、いきものがかり・水野良樹(37)が作詞作曲の新曲「おもひぞら」、GReeeeNが手掛けたライブ定番曲「碧し」、ビジュアル系で話題となった「限界突破×サバイバー」などを収録した。クイーンのカバーの表題曲「ボヘミアン・ラプソディ」は、湯川れい子氏(84)が訳詞を担当。多くのコラボが結実し、意欲作が仕上がった。

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