大阪府の吉村洋文知事が３０日、大阪の夕方の報道番組にハシゴ出演した。まずＭＢＳ「ミント！」で、次にＡＢＣテレビ「キャスト」にそれぞれ、リモート出演。その後、東京都のライブ配信（ＹｏｕＴｕｂｅ）に登場し、小池百合子都知事と共演するなど大忙しだった。

　午後４時半頃から出演した「ミント！」では、野党５党が提出した家賃支払いを支援する「家賃猶予法案」について、改めて「自民党、公明党の与党の皆さんはやっていただきたい」と与党が受け止めるよう訴えた。

　午後６時１５分ごろから出演した「キャスト」では、新型コロナウイルスのＰＣＲ検査について、保健所が許可を出さない場合でも、「防護服を着て、検体をとるお医者さんがいてくれるなら、僕らナンボでも、場所を提供します。保健所を通さずにやっていきます」とした上で、「問題なのはこれをやってくれるお医者さんがいない」と現状を説明した。

　午後６時４５分からは、小池知事とビデオ会議。東京と大阪で新型コロナ陽性者が全国の約４割を占めることから、東京と大阪の「共同メッセージ」を発表。「大型連休の折り返し、気を緩めずに」「９月入学制度の導入など、パラダイムシフトとして、大胆に社会全体のシステムを転換する時」などと発信した。