新型コロナウイルスへの感染を公表した俳優、脚本家の宮藤官九郎が２０日、レギュラー出演するＴＢＳラジオ「ＡＣＴＩＯＮ」（月～金曜、後３・３０）に電話で出演。医師から「家から出るな」というメッセージを発信してくれと託されたことを明かした。宮藤は３月３１日に感染を公表。入院して治療を受けていたが、４月７日に退院。１３日の同番組にはメッセージを寄せたが、今回が肉声での“復帰”となった。

　この日で自宅での経過観察の２週間が終了。「体調は普通」と説明した。また、自身の「不注意」から感染し、周囲に迷惑をかけたとして「申し訳ありませんでした」と謝罪した。

　診療にあたった医師からは「家から出るな」という点を発信してくれと託されたことも明かした。その医師の言葉を振り返りながら、「宮藤さんみたいに発言の場がある人に言ってほしいのは、とにかく『家から出るな』と。とにかく、感染者がこれ以上増えなければ、必ず撲滅できるはずなので、それだけは強く言いたい、というふうに先生は言っていました」と言及した。

　また、治療中には「精神的に落ち込むことによって免疫力が下がるから」と落ち込まないようにすることも助言されたという。「先生に励ましてもらったのがよかった」と医師の言葉に助けられたことも明かした。

　リスナーに対しても宮藤はあらためて「僕も一緒の仲間というか、かかったものとして同じように思いますので。本当に、治る病気なので落ち込まないでくださいっていうふうに（医師が）言っていました」とメッセージを送った。