ガガ、ポールら打倒コロナ唱 オンライン集結

 レディー・ガガ
レディー・ガガのパフォーマンスをスマートフォンで視聴する女性=東京都(ゲッティ=共同)
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 世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスとの闘いで、結束を呼び掛け、医療従事者らを応援するオンラインコンサート「One World: Together At Home」が18日(日本時間19日)、米三大ネットワークや動画投稿サイト「YouTube」などで世界同時配信された。イベントの発起人であるレディー・ガガ(34)を始め、スティービィー・ワンダー(69)、ポール・マッカートニー(77)ら100人以上の有名歌手たちがネット上に集結。歌を通して“打倒コロナ”への共通認識を高めた。

 未曽有の困難に直面する世界の笑顔を取り戻すため、トップアーティストたちが国境の壁を越えてネット上に集結した。各地からパフォーマンスを披露し、外出自粛などの規制が続く中、感染拡大抑止のために自宅などにとどまるよう人々に呼び掛けた。

 企画の発起人であるガガは自宅から映像を配信。「今この時も身を危険にさらしている皆さんのことを思っています」と医療従事者に敬意を示した上で「今夜は皆さんが少しでも笑顔になるように」と願い、ナット・キング・コールの「スマイル」をアップテンポに歌い上げた。

 8時間にわたるイベントでは、スティービィー・ワンダー、ポール・マッカートニーら大御所から、今年のグラミー賞で主要賞を独占したビリー・アイリッシュ(18)までの100人以上の豪華アーティストたちが参加。各自の自宅など居場所は違えど、音楽を通して、世界に日常が戻ることを祈った。

 過去にもミュージシャンたちによる救済活動が行われている。1985年にはエチオピアの飢餓救済のために米英で開催された「ライブ・エイド」に、クイーンやローリング・ストーンズのミック・ジャガーらが参加。ライブの模様は世界約150カ国に中継され、約2億4500万ドル(現在のレートで263億円)の寄付を集めたとされる。

 「One World-」で集まった収益は、新型コロナウイルスと最前線で闘っている医療従事者のために寄付される。イベントを支援した団体「グローバル・シチズン」は、日本時間19日午後1時34分時点で1億2790万ドル(約138億円)の寄付が集まったと報告している。

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