大林宣彦監督は亡くなる直前まで寝言で「よーいスタート!」…奥山和由氏が明かす

 10日に肺がんのため82歳で亡くなった映画監督・大林宣彦さんの都内の自宅には、死去から一夜明けた11日、映画プロデューサーの奥山和由氏(65)や、作品に出演経験のあるウッチャンナンチャン・南原清隆(55)、女優・山崎紘菜(25)ら関係者が多数弔問に訪れた。奥山氏は「スッキリした顔でいつものように口がほほ笑んでいた」と対面した遺体の様子を説明。ここ数日は「カット!」などと寝言を言いながら映画を作る夢を見ていたことも明かし“生涯現役”を貫いた巨匠をしのんだ。

 30分ほど大林監督の自宅を弔問した奥山氏は、「人を励ます天才だった。僕も励まされた。本当に感謝しています」と、映画の世界を開拓し続けた巨匠との思い出を語った。

 奥山氏によると、大林監督は10日の正午過ぎまでは話すことができる状態だった。「桜がきれいだね」などと外を眺めながらつぶやいていた。その後、妻・恭子さんと並んで就寝。ふと目が覚めた恭子さんが大林監督に触れたところ、既に体が冷たくなっていた。奥山氏は死亡が確認された10日午後7時23分の直後には訃報を聞いていたという。

 恭子さんからは「ここ数日は『よーいスタート!』、『カット!』などの寝言、大きな声で『みんなありがとう』って言う夢をみる」と聞いていたそう。夢の中でも映画を撮っていた監督を「気骨であり、ある種の天才であり、映画人として二度と出てこない人」と表現した。

 奥山氏は大林監督の遺作「海辺の映画館-キネマの玉手箱」でエグゼクティブ・プロデューサーを担当している。想定よりも上映時間が長くなってしまったといい、「細胞が詰まっていてどこも切れない。どこを切っても大量出血になってしまう、生き物のような映画」と説明した。また恭子さんは「いつもと変わらず振る舞っていたけど…」とショックを受けている様子だったという。

 「海辺の映画館-」に出演している山崎は、沈痛な表情で報道陣の取材には応じず。所属事務所を通じて「生前の監督の平和への願いやフィロソフィー。しっかり私の胸に宿っています。バトンはちゃんと受け取りましたので、安心して休んでください」とコメントした。

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