俳優の山崎賢人（２５）が２５日、東京・丸の内ピカデリーで行われた主演映画「劇場」（４月１７日公開）の完成記念イベントに松岡茉優（２５）、原作者の又吉直樹（３９）らと登壇した。

　新型コロナウイルスの感染拡大を避けるため、予定されていた試写会スタイルを変更し、一般客の参加はなし。報道陣が壇上に構える中、約８００ある客席の中央に山崎らが座ってトークを行った。

　ガラガラの劇場を見回し、山崎は「お客さんに見てもらいたかったんですけど…。初めての経験」と、普段とは違う雰囲気に素直な感想。ヒロイン役の松岡も「不思議な気分だぁ」と声を漏らした。

　映画は、デビュー作で芥川賞を受賞した又吉の２作目が原作。売れない劇作家と、その彼女の恋を描く。今作の行定勲監督（５１）と親交があり、米アカデミー賞を受賞したばかりのポン・ジュノ監督（５０）から感想の手紙が届き、司会者が代読。絶賛された山崎は「うれしいですね」と笑顔だった。