狩野英孝 謹慎期間中に救われた歯科医院での出会い…「こんな僕にも…」

 お笑いタレントの狩野英孝(38)が15日、読売テレビ「八方・陣内・方正の黄金列伝」(日曜、後4・30)に出演し、2017年にあった「未成年淫行疑惑」の際に半年間、謹慎した当時を「日本中から嫌われていると思った」と振り返った。しかし、「こんな僕にも助けてくれる人がいるんだ」と歯科医院での出会いを明かした。

 狩野は当時、地元の宮城県で半年間の謹慎をした。当時を振り返り、「何もしたくない。誰ともしゃべりたくない、会いたくない。日の光も浴びたくない。カーテンも全部閉めて部屋の中に閉じこもっていた」と述べた。「食べ物も食べたくない」と思っていたが、実家の母親が「ご飯は?」と聞き、狩野が「いらない」と答えると、母も「じゃあ、おかあさんもいい」と言うので食べることにしたという。

 狩野は「日本中から嫌われている」と思って閉じこもっていた。しかし、歯の痛みに耐えられず、外出を余儀なくされた時があった。「自分が歯科医院にいることがばれたくない」との思いからマスクと帽子で変装をした。それでも保険証を受付に提出しなければならず、狩野は「狩野英孝って本名なんです。待合室にはけっこう人がいた。名前を呼ばれたらばれる。怖い怖い」と考えていたという。

 すると、「受付の40歳くらいのおねえさん」が、「かーのさん。かーのさん」と呼んだ。狩野は「ちょっと濁して読んでくれたんです」と振り返った。すぐには自分のこととは分からず、受付の女性を見ると目が合った。女性はほかの患者に気づかれないように配慮し、手で「診察室へ」と合図してくれたという。狩野は「こんな僕にも助けてくれる人がいるんだ」と感無量の表情を浮かべた。

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