AKB運営元社長 22億円申告漏れ 株式譲渡益関連で指摘 追徴税約4億円を修正申告

 アイドルグループ「AKB48」などを運営する芸能プロダクション「AKS」の窪田康志元社長(48)が、東京国税局の税務調査で株式の譲渡益に絡み約22億円の申告漏れを指摘されていたことが14日、関係者への取材で分かった。追徴税額は過少申告加算税など約4億円で、既に修正申告したもようだ。

 関係者によると、窪田氏はアイドルグループ「乃木坂46」の運営会社と関わりがある「ノース・リバー」の保有株式を妻名義にした後、同氏が約24億円を借り入れていたパチンコ機器メーカー「京楽産業.」に譲渡した。

 国税局はこの取引について、実質的に窪田氏が株式の譲渡益で借金を返済したことになると判断。譲渡益は、売却価格から取得費などを差し引いて算出するが、取得費が不明な場合は「売却価格の5%」とする税法上の規定を適用し、約24億円から5%分を差し引いた約22億円を譲渡益と認定、課税したという。

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