宝塚再開にファンも「全力で協力」 入り・出待ちもNG「我々のモラルが問われる時」

 宝塚歌劇団は6日、新型コロナウイルスの拡大により2月29日から休演していた公演を、9日から再開するとの発表を受け、ファンからは「我々のモラルが問われる時」との声が上がった。

 エンターテインメント業界では、今月中旬以降まで自粛するところが多く、先陣を切った形に。SNSでは「無謀」「かなりのリスクを伴う」と心配する一方、「断固支持します」「待っていた」と賛否両論の声が上がった。さらに「決断してくれた劇団のためにも、みんなマスクやアルコール除菌とか徹底」とファンのモラルを訴える声も多かった。

 宝塚では再開にあたり、マスク着用を呼び掛け、入口にサーモグラフィーを設置し、発熱者の入場は断る。さらに、ブランケット貸出や軽食の提供も中止する。長時間にわたり密に集まる行為を避けるため、立見を含める当日券の販売も中止となった。出演者も毎日の検温し、客席を使った演出も取りやめる。

 今回の発表に「東京事変はあんなに炎上したのに」「感染に気付かず観劇した方から広がると、宝塚は叩かれる」「2週間は自粛をって言葉は?」と不安視する声が上がった。

 その一方で「意地とか感情論ではなく出来る対策を最大限やった上で再開。今後の参考になりそう」「先の目処が立たない現状では、宝塚の決断は一つの答え」と評価の声も。

 さらに「マスク着用しないなら見ないで」「感染防止に全力で協力しなくては」「観に行く我々も劇団以上に気合入れて消毒して、絶対菌を持ち込まない!」「劇団が客を信じてくれるなら絶対に裏切れない。体調に少しでも異変を感じたら観劇は諦めて」と呼び掛けあっていた。

 宝塚は私設ファンクラブを中心とした、入り待ち、出待ちも有名。だが劇団側はこの入り待ち・出待ちを控えるよう要請している。

 再開日の9日は星組の千秋楽で、退団を発表している生徒にとっては、本拠地サヨナラ公演となる。それだけにファンの中からも「我々ヅカファンのモラルが問われる時だな」の声が上がっている。

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