ＴＢＳが、４月期から月曜日のゴールデンプライム帯（午後７～１１時）の番組をすべて刷新することが２日、分かった。同局が同じ曜日のＧＰ帯すべてを改編するのは、１５年ぶり。バラエティー４番組を編成し、かねてから推進している家族層への訴求を強化する。

　編成部長の瀬戸口克陽氏は「週の始めから家族でＴＢＳの番組を楽しんでいただき、視聴習慣のよい流れを作ることを目指した」と説明。同局は４月１日からブランドロゴを変更するなど、来年の開局７０周年に向けて新陳代謝を進めており「覚悟をもって改革に臨みます」と力が入る。

　もともと“ＴＢＳの月曜日”は高めの視聴層が想定されていた。４２年間放送された「水戸黄門」や地上波最後の２時間ドラマ枠となった「月曜名作劇場」が編成されていた。しかし今回、同局はファミリーコア（１３～５９歳）という独自の指標を掲げ、家族層の開拓を目指しており、今回のバラエティー４連発はまさに「覚悟の改革」の表れとなる。

　午後７時台には「有田プレビュールーム」（ＭＣ有田哲平）を編成。８時台の「クイズ！ＴＨＥ違和感」（千鳥）は過去２回、９時台の「アイ・アム・冒険少年」（岡村隆史、田中直樹、川島海荷）は同１４回の特番を経てのレギュラー化で、ともにファミリーコアの数字で結果を残している。

　１０時台には土曜深夜の「ＣＯＵＮＴ　ＤＯＷＮ　ＴＶ」が昇格し、新たに「ＣＤＴＶライブ！ライブ！」（江藤愛アナ）として発進。生放送の音楽番組に生まれ変わる。