急逝の桂三金さんに繁昌亭大賞 代理出席の妻「本人が欲しかった賞だと思う」

 天満天神繁盛亭(大阪市)で活躍した落語家に贈られる「第14回繁昌亭大賞」の表彰式と受賞記念落語会が17日、同所の夜席で行われ、昨年11月9日に急死した桂三金さん(享年48)に大賞が贈られた。

 三金さんの妻・奥野雅子さん(39)が代理で出席。上方落語協会の笑福亭仁智会長(67)からトロフィーと盾、賞金10万円を受け取った。奥野さんは「本人が欲しかった賞だと思う。皆さんのおかげで受賞できました」と、三金さんの思いを代弁した。

 仁智会長は「下からは慕われ、上からは頼られた。困った時の三金って言うてね…」と、大賞受賞を目前にした急逝を残念がった。

 葬儀・告別式での出棺の際、三金さんが重すぎて2階から1階に降ろす機械に乗せられず、斎場の関係者から「重すぎて乗せられません」と告げられ、大爆笑をさらったエピソードに触れ「大きな笑いをとって天国に行った。彼の人柄がしのばれる」としのんだ。

 また、三金さんの同期の桂文鹿(ぶんろく、50)と、桂佐ん吉(36)に奨励賞が贈られた。

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