クルーズ船で新型肺炎10人感染 乗客14日間船内に缶詰め 船内缶詰め

 厚生労働省は5日、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客乗員約3700人を検疫した結果、10人に新型コロナウイルスの陽性反応が出たと発表した。うち3人は日本国籍で50~60代の男女。重症の感染者はおらず、感染症法に基づき入院措置を取った。残りの乗客乗員は、今後14日間は船内待機してもらい、検疫を続行する。船内の乗客の間では「いつ下船できるのか」という不安が広がっている。

 「いつ下船できるのか」-。乗船者から新型コロナウイルスの陽性反応が出たとの発表を受け、乗客からは、不安の声が漏れた。客室にとどまるよう船内放送で指示され、缶詰め状態になった。

 厚生労働省によれば船内で陽性とされた10人の内訳は、50代4人、60代4人、70代1人、80代1人だった。横浜港・大黒ふ頭沖のクルーズ船から海上保安庁の巡視艇や救急車を使って神奈川県内の四つの医療機関に搬送。発熱やせきなどの症状があり、39度台の熱がある人がいた。

 妻と共に乗船した札幌市の男性(70)によると、5日午前7時前に全員客室にいるよう船内放送があった。午前8時すぎのアナウンスで、10人が感染していたことを知らされた。クルーズ船には海上保安庁の巡視艇が横付けされ、乗客らの搬送に当たる防護服姿の作業員が見えたという。

 同じく妻と乗船した群馬県の男性(63)によると、4日までは船内を自由に移動でき、食事もレストランで取れた。大半の乗客乗員がマスクをしていなかった。自由に行き来できる状態で、マスク着用率も低かったという。

 しかし、5日朝の船内放送で、今後はルームサービスに切り替えると通知された。午前11時半ごろ、朝食としてジュースとサンドイッチ、午後2時半すぎにはポテトフライとツナのサンドイッチなどの昼食が部屋に届いた。

 客室にはトイレとシャワーがあり、衛星テレビ放送は見られるという。Wi-Fiが無料になり、食事など今の暮らしぶりをツイッターに投稿した乗客もいた。

 同船は5日正午すぎ、真水の精製やバラスト水の管理といった必要な作業をするため、太平洋上に向かった。6日午前には横浜港に戻り、食糧や物資を補給するため接岸する予定。

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