NHK総局長 紅白低迷も…今年「やりがいある大課題に」テレビの前にいない人にも

 NHKが22日、東京・渋谷の同局で定例会見を開いた。

 視聴率が史上最低の37・3%(第2部、関東地区、ビデオリサーチ日報調べ)に終わった昨年大みそかの「第70回NHK紅白歌合戦」に関して、木田幸紀総局長は、ネット配信がスタートする中での今後の紅白は「テレビの前にいない人たちにどうアプローチするか、非常にやりがいのある大きな課題」と述べた。演出面や収録放送などに批判があることには「現場にしっかり考えておいてもらいたい事柄です」とした。

 視聴率について「若い世代に見ていただいたデータは確かにあるが、そのぶん年配の方にどう楽しんでいただくかは自動的に次の課題」とした。その上で「私自身は視聴率はあまり気にしておらず、それより各種データの中で気になったのは、テレビを見ない、テレビの前にいない、何をするのかは分からないが、20代男性を中心に相当多くなっていることです」と提起。

 「単純に同じ人たちの中での数字の上下ではなくなっている。非常に多くの人に楽しまれてきたテレビプログラムがこれからどうしていくかは、テレビ全体の大きな課題だろうなと感じます」と述べた。

 番組のネット同時配信が認可されたことを受け、「今年の紅白は、同時配信が始まった後の最初の紅白。テレビの前にいない人たちにどうアプローチするか。やりがいのある大きな課題になります」とした。

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