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宍戸錠さん死去 優れたアイデアマン…立てた指を左右に動かし「チッチッチッ」を発明

 「エースのジョー」のニックネームで人気を博した俳優の宍戸錠さんが東京都世田谷区の自宅で亡くなったことが21日、分かった。86歳。大阪府出身。

 宍戸さんは1933年12月6日生まれ。日本大学芸術学部演劇科中退。54年、製作を再開した日活のニューフェイス第一期生に8000人の応募者から合格し、55年、森繁久弥主演の映画「警察日記」でデビューした。

 入社から3年目、手術でほおにオルガノーゲン(シリコンジェル)という詰め物をしてユニークな風貌に変身した。早撃ちなどのアクションと独特のユーモアで頭角を現し、故石原裕次郎さん、小林旭、故赤木圭一郎さんらの主演映画でライバル役、かたき役として存在感を発揮。裕次郎さん、旭、赤木さん、故和田浩治さんとダイヤモンドラインを形成し、61年に「ろくでなし稼業」で初主演を果たした。

 以後、鈴木清順監督の「殺しの烙印」、「野獣の青春」、野村孝監督の「拳銃は俺のパスポート」、蔵原惟繕監督の「硝子のジョニー 野獣のように見えて」といった傑作や「ハレンチ学園」など54本に主演し、日活を離れてからは、凶暴なやくざ・大友勝利役を快演した東映「仁義なき戦い 完結編」などに出演。合計出演本数は500本近くに上る。

 立てた指を左右に動かして「チッチッチッ」と言う動作を発明するなど、すぐれたアイデアマンでもあった。

 テレビでも、19年間にわたって司会を務めた「元祖どっきりカメラ」をはじめ、「ゲバゲバ90分」、「カリキュラマシーン」などのバラエティーや、NHK大河ドラマ「国盗り物語」、「葵~徳川三代」、NHK連続テレビ小説「甘辛しゃん」といったドラマなどに多数出演した。

 舞台、歌、声優、ラジオ、CM、講演など幅広く活躍し、日活時代を小説仕立てで描いた「シシド 小説・日活撮影所」とその続編を執筆するなど、文才も豊かだった。

 2001年には頬の詰め物を手術で除去。13年2月には世田谷区の自宅が火事で全焼する不運に見舞われた。

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