ミサなし静寂のクリスマス 4月に大火災のノートルダム寺院

 4月に大火災に見舞われたパリ中心部のノートルダム寺院(大聖堂)は24日、静かなクリスマスイブを迎えた。建物の保全作業が続き、恒例の深夜のミサは断念。地元紙パリジャンによると、戦時中も続いてきた同寺院のクリスマスのミサが行われないのはフランス革命後の1803年以降初めて。

 寺院の脇には今月、建物の上に今も残る金属製の足場の撤去作業に向け、高さ75メートルを超す巨大クレーンが設置された。火災前に尖塔(せんとう)の改修用に用意された足場は、崩壊すれば寺院に大被害を及ぼす上、火災の熱で一部が溶接されたような状態となっており、撤去は難しい作業となる。

 撤去は来年2月に開始する予定で、完了には数カ月かかる見通し。修復が始まるのは早くても2021年初めとされる。

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