将棋の高校生プロ藤井聡太七段(17)と、北浜健介八段(43)が対戦する第91期棋聖戦2次予選準決勝が10日、大阪市の関西将棋会館で始まった。
藤井七段は、11月19日の第69期大阪王将杯王将戦挑戦者決定リーグ最終局で広瀬章人竜王に敗れ、挑戦権獲得に失敗。史上最年少でのタイトル挑戦が絶望的になった。
わずかながら史上最年少記録更新の可能性が残されている棋聖戦が、最後のチャンス。2連勝すれば、決勝トーナメント進出が決まる。午前10時から始まった対局は、振り駒で藤井七段が後手に。ひとつも負けられない戦いに、緊張した表情を崩さなかった。