俳優の池松壮亮（２９）と坂井真紀（４９）が９日、東京・渋谷のＮＨＫで開かれたＢＳプレミアム「横溝正史短編集２」（来年１月１８日から３週連続放送。初回のみ後１１・００、第２回以降は後１０・３０）の記者会見に出席した。

　横溝作品を気鋭のクリエイターたちが原作にほぼ忠実に映像化し、３０分に凝縮して送るシリーズの第２弾。初回から順に「貸しボート１３号」、「華やかな野獣」、「犬神家の一族」を放送する。

　２０１６年放送の第１弾に続き金田一耕助を演じる池松は「３０分で『犬神家の一族』をやるなんて、『何言ってるんだろう』と思った」と笑わせ、「３年前に『大人の日本昔話をやりたい』と口説いていただいて、大好きな作品だったので乗っかった。素晴らしいキャストの方が集まって、高尚な遊びができたんじゃないかな」と自信を見せた。

　坂井は「犬神家の一族」で犬神松子を演じるが、長文のセリフと格闘。「セリフがとにかく多くて、短期間でこんなにセリフを覚えなくちゃいけなかったのは初めて。セリフを言いながら涙が出てきたくらい。言っても言っても終わらない」と苦笑いだった。