沢尻エリカ容疑者 違法薬物長年使用か MDMAだけじゃない?警視庁1カ月前から所持情報

 沢尻エリカ容疑者が乗っていると思われる警察車両
 午前8時、送検される沢尻エリカ容疑者を待つ大勢の報道陣=東京湾岸警察署(撮影・開出牧)
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 合成麻薬MDMA所持容疑で逮捕された女優沢尻エリカ容疑者(33)が「長年にわたって違法薬物を使っていた。MDMAも以前から使用していた」という趣旨の供述をしていることが17日、捜査関係者への取材で分かった。沢尻容疑者はこの日、送検された。テレビの生番組では歌手の和田アキ子(69)が沢尻容疑者とこの日、正月特番の収録で初共演するはずだったことを明かし、親友の片瀬那奈(38)が涙するなど、芸能界にも波紋が広がった。

 沢尻容疑者は「長年にわたって違法薬物を使っていた」という趣旨の供述をしていた。常習的に薬物を使用していた疑いがあり、警視庁組織犯罪対策5課が詳しく調べる。

 逮捕の約1カ月前、警視庁に、MDMAとは別の「違法薬物を所持している」などとの情報提供があり、同課が内偵捜査していた。

 押収したMDMAは以前から自宅で保管していたとみられ、同課が入手ルートの解明を進める。

 捜査関係者によると、沢尻容疑者は15日夜に自宅を出て東京・渋谷のクラブへ行った。同課は16日朝、帰宅と同時に家宅捜索し、自室の棚に置かれていたアクセサリーケースの中敷きの下からチャック付きの小さなポリ袋に入ったカプセル2錠を発見した。帰宅時の手荷物に薬物はなかったという。同課はうち1錠を鑑定しMDMAと特定。粉末は0・09グラム(90ミリグラム)で1回の使用分とみられる。残る1錠と尿の鑑定を進めている。

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