嵐 魂の奉祝曲 皇后さま思わず涙 櫻井翔「一世一代の大仕事」

 人気アイドルグループ・嵐が9日、東京・千代田区の皇居前広場で行われた「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」の第2部「祝賀式典」に出席し、天皇皇后両陛下の御前で、岡田惠和氏作詞、菅野よう子氏作曲の奉祝曲「組曲 Ray of Water」を奉呈した。47万通の応募から参加した3万人が見守った厳かな式典で全身全霊を込めて歌唱した5人は、国民的グループとしての使命を務めあげた。女優の芦田愛菜(15)、歌舞伎俳優の松本白鸚(77)、ロス五輪柔道男子金メダリストでJOC会長の山下泰裕氏(62)が祝辞。午後に行われた第1部と合わせ、延べ6万人が集まった。

 前奏とともに、黒いえんび服をまとった5人は粛然と舞台に現れた。二重橋から見守る天皇皇后両陛下に、深々と一礼。月明かりに照らされ、厳かに歌唱をささげた。

 「君が笑えば世界は輝く 誰かの幸せが今を照らす 僕らのよろこびよ 君に届け」

 披露された奉祝曲「組曲 Ray of Water」は、天皇陛下のライフワークともいえる研究分野である「水」をテーマに三部構成されている。嵐が歌ったのは第三楽章「Journey to Harmony」で、崇高なバラード。歌詞には大切な人の存在や、「しずく」「岩」「水」「花」など自然を表す言葉が盛り込まれる。それぞれ全員がソロパートを担い、力の限りに歌い上げた。その魂のこもった歌声に、天皇陛下は穏やかなまなざしで拍手。皇后雅子さまは思わず目頭をぬぐう場面もあった。

 デビュー20周年を迎え、数々の大舞台に立ち続けてきたメンバーたちでさえも、身を震わせるほどの“大一番”だった。櫻井翔(37)はこの日、リハーサル前に公式Twitterに動画を投稿し、「一世一代の大仕事です。緊張しています」と胸の内を明かしていた。現上皇陛下の天皇即位10年を祝う式典ではYOSHIKI、即位20年式典ではEXILEのATSUSHIが奉祝曲を御前パフォーマンスしており、大物アーティストが大役を歴任。主催者は嵐の起用について「幅広い世代から支持を得ている国民的歌手であるため」と改めて説明し、5人の存在は歴史的式典で名実ともに刻まれた。

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