HGら謹慎明け芸人が詐欺被害防止のコント…スリム、福島、ムーディらと

 反社会勢力から金銭を受け取っていた闇営業問題で謹慎し、8月に処分が解除されたレイザーラモンHG(43)、ガリットチュウ・福島善成(42)、ムーディ勝山(39)、スリムクラブ、ストロベビー・ディエゴ(41)の6人が18日、京都・よしもと祇園花月で行われた「SDGs花月~漫才・落語に新喜劇~」の“前座”に出演。「詐欺被害防止」の啓蒙活動として、コントを披露した。

 スタート前にはHGとムーディが会場の雰囲気を盛り上げる“前説”を担当。HGが「僕とムーディとガリットチュウ福島、スリムクラブ、ディエゴで特殊詐欺防止コントをやらしてもらう」と明かすと、メンバーの“くくり”に気付いた客席が沸いた。HGが「たまたま集まったこのメンバーで」と強調すると、笑いが大きくなった。

 寸劇は特殊詐欺を防ぐセミナーの設定でHGが司会役。被害老人を内間、実子をムーディ、詐欺犯人を真栄田、ディエゴが演じた。福島は金を受け取る“受け子”と、老人の相談相手・せんとくんを演じた。

 最初に真栄田の独特の声でも内間が簡単に引っかかるオーソドックスな“オレオレ詐欺”を紹介した。その後、HGが架空請求詐欺、融資保証金詐欺などさまざまな種類があることを説明。特殊詐欺防止策として、電話を切ったり、合い言葉を決めるなどを勧めた。最後にHGが「受講料8万円いただきます」と観客に呼びかけ、ムーディが「こいつが主犯です」と訴えて終了。HGは「ほかのメンバーもいるので、持ち回りでやっています」と頭を下げた。マジメな部分も多く、分かりやすい芝居に拍手が起こった。

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