米倉涼子 病気克服しパワーアップ 低髄液圧症候群で「ドクターX」出演危機だった

 女優の米倉涼子(44)が7日、テレビ朝日系主演ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(17日スタート、木曜後9・00)の制作発表会見を都内の同局で行った。今夏に低髄液圧症候群を患い、2年ぶりの同作出演が危ぶまれていたことを告白。現在病気は完治しており、撮影に支障はないという。病気を乗り越えた米倉は「患者の気持ちを感じて挑める。気合入ってます!」とさらにパワーアップした大門を見せることを誓った。

 2年ぶりにホームに帰ってきた米倉は「30分くらい話しても大丈夫ですか?」と前置きした上で、7月に出演したブロードウェイミュージカル「シカゴ」本番の約1カ月前に発症した低髄液圧症候群について語り始めた。

 症状は真っすぐ歩けなくなり、やる気がなくなるといったもの。2週間絶対安静が必要で、練習もままならず「このまま『ドクターX』もできなくなるんじゃないかと思った」と出演危機に陥っていたことを明かした。

 突然の告白に会場は一瞬暗い雰囲気に包まれた。これを察した米倉は「元気だから今話しているんです」と一安心させ、ドクターXの監修を務めている脳外科医に相談・処置をしてもらったことを説明した。

 第5シリーズラストでは、大門未知子が病気になるという事態に。役と同じ境遇となった米倉は「医師に頼る気持ちやアドバイスを求める患者の気持ちを実感できた」と学びも多かったといい「優しい大門になっているかも。気合入ってます」と新境地を見せることを誓った。

 大門の名ゼリフ「私、失敗しないので」の誕生秘話も明かされた。脚本の中園ミホ氏によると、大門のキャラ設定に悩んでいた頃に、ロンドン五輪女子柔道金メダルの松本薫氏が取材で語っていた「私はミスしないので」がきっかけという。

 ゲストとして登場した松本氏は自身がきっかけだと知り、「自分と重ねて見ていたのでうれしい」と感慨深いそう。同局の看板作品になっているだけに、中園氏は「松本さんに印税払わないとね」と笑っていた。

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