松重豊 初主演映画で北川景子ロス発生「男連中しかいないと殺伐」

 俳優の松重豊(56)が5日、都内で、初主演映画「ヒキタさん!ご懐妊ですよ」の公開記念舞台あいさつを、共演の北川景子(33)らと行った。

 30年以上の芸歴で、初めての映画主演。出演作の台本はクランクアップと同時に処分することが通例という松重だが、今回は撮影後もかばんの中に台本を入れていたといい、「棺おけに入れてもらいたい」と、思い入れの強さを明かした。 作家・ヒキタクニオ氏のエッセーを原作に、ヒキタクニオ・サチ夫妻の妊活を描く作品で、松重は北川と年の差夫婦を演じた。スタッフを含めて男だらけの撮影現場で「みんな北川さんに気に入られようとしていた」と暴露した。

 和やかムードの撮影現場も北川が1日早くクランクアップすると一変、怒号が飛び交っていたという。松重が「僕らの中では“サチロス”と呼んでいる。男連中しかいないとこんなに殺伐とするなんて」と振り返ると、北川は「たった1日のことなのに。行けば良かった」と申し訳なさそうに笑っていた。

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