【9月29日のいだてん】日中戦争が始まり1940年東京五輪反対論が沸き起こる

 NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」は、1909年に嘉納治五郎氏がIOC委員に選任された時点から、64年に東京五輪が開催されるまでの間、日本に五輪を招致するキーマンとなった2人の人生を描く。29日は第37話「最後の晩餐」が放送される。

 嘉納治五郎(役所広司)は開催決定した1940年東京大会の準備を進めるが、日中戦争が始まった日本では五輪反対論が沸き起こる。理想のオリンピックとは程遠い状況に激しく葛藤する田畑(阿部サダヲ)を金栗四三(中村勘九郎)が訪ねる。五輪へのあふれる思いを語り合う二人。嘉納はエジプトでのIOC総会に参加し日本開催を危ぶむ声を封じ込める。帰国の船で乗り合わせた外交官・平沢和重(星野源)に、自らの夢を語るが-

 “日本で初めてオリンピックに参加した男”金栗四三と“日本にオリンピックを招致した男”田畑政治。物語の前半は金栗(中村勘九郎)、後半は田畑(阿部サダヲ)が中心となり、2人は“リレー主演”の形を取る。同様の方式は2000年の「葵 徳川三代」以来、19年ぶりとなる。

 勘九郎の父の故中村勘三郎さんは99年の大河ドラマ「元禄繚乱」に主演しており、故緒形拳さん(65年「太閤記」、82年「峠の群像」)と緒形直人(92年「信長 KING OF ZIPANGU」)に続く、史上2組目の親子での大河主演となった。

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