松井大阪市長 消費者に大きな負担の中バックマージンかと指摘…関西電力筆頭株主

 松井一郎大阪市長が27日にツイッターに投稿。関西電力の八木誠会長(69)や岩根茂樹社長(66)らが2017年までの7年間に、関電高浜原発が立地する福井県高浜町の元助役森山栄治氏(今年3月に90歳で死亡)から、多額の金品を受領していた問題について見解を示した。

 松井氏は「関電経営陣は返還したので違法は無いと強弁されているようですが、2011年原発事故後に関電の経営状況悪化により電気料金が値上げされ、消費者に大きな負担となる中でバックマージンと疑われるような高額な金品を受け取っていたとなれば言語道断、筆頭株主である大阪市として厳正な対応を求めます」と投稿した。

 関西電力の八木誠会長や岩根茂樹社長らが2017年までの7年間に、関電高浜原発が立地する福井県高浜町の元助役森山栄治氏(今年3月に90歳で死亡)から、多額の金品を受領していたことが、金沢国税局の税務調査で分かった。岩根社長は27日、臨時の記者会見で「深くおわび申し上げる」と謝罪。社内調査を進めた結果、計20人が総額約3億2千万円を受け取っていたことが判明し、自身や八木会長を報酬減の処分にしたと明らかにした。辞任は否定した。

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