キン肉マン作者ゆでたまご 生涯現役宣言 原点の地で友情パワー再確認

 1979(昭和54)年に連載開始した人気漫画「キン肉マン」の作者・ゆでたまごの中井義則氏(58)と嶋田隆司氏(58)が21日、大阪市内で行われた「キン肉マン 友情の40周年展」の開催概要公開発表会に出席した。08年以来11年ぶりという2人そろってのイベント出演に、司会を務めたバッファロー吾郎・竹若元博(49)も感激。50周年を目標にしたゆでたまごの2人は、キン肉マンの生涯現役を宣言した。

 漫画家人生の原点となった地で、ゆでたまごがキン肉マンのテーマとなった「友情」を再確認した。大阪出身の2人が中学生だった1974年に描いた作品が、近鉄漫画賞に入選。この日のイベント会場となったあべのハルカス近鉄本店の前身・近鉄百貨店に展示されたという。

 中井氏と毎日展示を見に行ったという嶋田氏は「中井くんと“プロになるんや”と誓い合った」と、漫画家を志した当時を振り返る。中井氏も「40数年たって、同じ場所で展示ができるとは…」と感慨深げだった。

 2人そろってのイベント出演は激レア。ベールに包まれた独特の関係を、中井氏は「長年連れ添ってきた夫婦のような関係」と例える。嶋田氏は「中井君との友情パワー。つらいことは半分になるし、楽しいことは2倍になる」と、作中の超人、ブロッケンJr.の名言を引き合いに出した。

 同作の大ファンとしても知られる竹若は、過去にキン肉マンの超人を考えて応募した過去を明かし「今なら闇の部分が一切ない“光輝く人”という超人を、希望を込めてつくりたい」と、吉本興業の闇営業問題を基にした新作を披露した。

 中井氏は「過去の人にはなりたくない。キン肉マンは生涯現役なんだぞ、というのをやっていきたい」と力説。嶋田も「50周年なら68歳…現役でやっている人は少ない。それまで続けられるような漫画家でありたい」と、50周年を当面の目標に掲げた。

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