吉沢亮が21年大河で渋沢栄一 新1万円札の顔 朝ドラ“天陽ロス”吹っ飛ばす吉報

 NHKは9日、東京・渋谷の同局で会見を行い、2021年の大河ドラマで俳優・吉沢亮(25)が主演を務めることを発表した。タイトルは「青天を衝(つ)け」。新一万円札の顔としても注目される実業家・渋沢栄一を主人公に、幕末から明治時代を描く。吉沢は、現在放送中の連続テレビ小説「なつぞら」で、主人公の幼なじみで夭逝した山田天陽を好演。“天陽ロス”なる言葉も出現する今、絶好のタイミングでの大役発表となった。

 “天陽ロス”が吹き荒れる列島に“吉報”だ。吉沢が再来年の大河の主役に抜てき。「なつぞら」で天陽が生涯を閉じたのが3日放送分で、「タイミングとしてもちょうど先週の23週が天陽の最後の週。『天陽くんロス』という言葉も僕のもとに届いていますが、ここで(大河主演が)発表になるなんて、こんなことあんの?くらいのバッチリ感」と吉沢。「天陽と違った面白さを届けられるように頑張りたい」と端正な顔を緩ませた。

 初の大役に「僕にお話をいただいたとき、大河ってもう1個枠がありましたっけ?みたいな感じでした。緊張とかいうレベルにいかなかった」と感激。「すごく光栄だと思う反面、尋常じゃないプレッシャーを強く感じました」と決意を明かした。

 渋沢は「日本資本主義の父」とも称され、約500もの企業を育てた経済人。農民として生まれ、幕末から明治の激動の時代を挫折を味わいながら銀行や保険、製紙、紡績、電気、ガスなどを生み出し、91歳で亡くなるまでエネルギッシュに生きた。

 制作統括の菓子浩氏によると、脚本を担当する大森美香氏は約1年半前から練り始めた構想の中に、主人公候補のひとりとして渋沢をリストアップしていたというが、2024年から使用される新一万円札の顔となることも決定打となった。菓子氏は「お札が後押ししたというのは正直あります」と明かした。

 生命力あふれる渋沢の生涯を「国宝級イケメン」が演じる2021年の大河。吉沢は「渋沢栄一という人間の人生をエンターテイメントとして皆様に届けられるよう、精一杯頑張りたいです」と胸を高鳴らせた。

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