アントニオ猪木氏 夫人死去後初の公の場「元気ですかー!」もさみしげ

 元プロレスラーで前参院議員のアントニオ猪木氏(74)が2日、都内で開かれた株式会社モンテローザの「ラグビー応援!元気ですかー!!」キャンペーン発表会に出席。妻の田鶴子さんが8月27日に死去してから初めての公の場で、現在の心境を語った。

 いつものように「元気ですかー!」と決めゼリフを叫んだ後、ややさみしげに「ちょっと元気がない」と付け加えた猪木氏。それでも居酒屋チェーンの会見とあって、「どんなときに居酒屋に行くのか」と質問されると、「失恋したときです。最近は失恋じゃなくて先に旅立たれてしまいましたけど…」と、アントン節を全開させた。

 猪木氏のマネジメント会社の副社長だった田鶴子さんは、自身に何があっても予定を変更しないことを希望していたという。猪木氏は「自分がやった仕事を見届けるまでは、と最後まで頑張ったんですけどね」と死去直前の田鶴子さんの様子を振り返り、「『さんまのまんま』(フジ系バラエティー番組)が28日(収録)でしたから、(死去)翌日にお笑い番組はキツイなと思ったんですけど、ちゃんと仕事はこなしたいなと。オレはこういう性格なんで、何聞かれてもいいよと。この通り、あけっぴろげですから大丈夫です」と気丈に話した。

 また、モンテローザとのコラボメニュー「最強のスクラム 闘魂バックリブ」を試食。リブは自身が米国武者修行時代に食べて大いに気に入り、日本に持ち込んで「アントンリブ」の名で売り出した思い出の味でもあるが、「アメリカの味と比べてどうですか」とたずねられると、「いろいろなことを思い出したくないので、すみません」と本音をもらした。

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