「ミラーマン」石田信之さん 「5年3カ月で大手術10回以上」長女が壮絶闘病明かす

「石田信之を偲ぶ会」の祭壇に飾られた石田さんの遺影とミラーマンのマスク=東京タワーメディアセンター内スタジオヴィーナス
「石田信之を偲ぶ会」の祭壇に飾られた石田さんの遺品の数々=東京タワーメディアセンター内スタジオヴィーナス
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 1971年にフジテレビ系で放送された特撮ドラマ「ミラーマン」で主演を務め、今年6月13日に大腸がんからの多臓器転移で死去した俳優・石田信之さん(享年68)を「偲ぶ会」が3日、東京タワーメディアセンター内のスタジオヴィーナスで営まれた。

 東京タワーは、秋田から上京した石田さんが芸能界での活躍を誓った思い出の地。スタジオ内に設けられた祭壇には、石田さんの遺影とミラーマンのマスク、数々の遺品が並べられ、会の冒頭で長女の麻奈さん(36)があいさつに立った。

 麻奈さんは「父は天国で喜んでいると思います」と感謝の言葉を述べた後、石田さんの5年3カ月におよぶガンとの戦いを詳細に振り返った。「2014年にがん宣告を受けたとき、余命は2年と言われました。父は強かった。『絶対治すからな』と一切弱音を吐きませんでした。5年3カ月で大きな手術は10回以上も受けました」と明かした。

 15年には、麻奈さんと、ある“約束”をしたという。「今年の4月に小学生になる孫の友梧のランドセル姿を絶対見るんだと。私は難しいかなと思っていましたが、その約束を守った父はやはり家族の前でもヒーローでした」と涙を浮かべた。

 最後に麻奈さんは「5年3カ月というがんというインベーダーとの戦い。私は負けたと思っていません。ボロボロになりながらも、打ち勝ったと思っています。そんな父の娘であることを誇りに思います。入学式まで頑張ってくれてありがとう」と話すと、参列者からは、もらい泣きが漏れた。

 同会には桜木健一(71)、伊吹吾郎(73)、宮内洋(72)、ザ・グレート・サスケ(50)、桜井浩子(73)らの芸能人、関係者計約100人が参列した。

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