上地雄輔、公立校に敗戦の横浜高後輩へ…自身も甲子園行けず「気持ち、少しだけわかる」

 歌手で俳優の上地雄輔がブログで母校・横浜高校野球部を訪問し、今夏の神奈川県大会で敗れた3年生へ、自身も甲子園へ行けなかった体験から得た思いを呼び掛けた。上地の1つ上の学年は春、夏に甲子園、1つ下は松坂大輔を擁して全国制覇している。

 上地は29日に更新したブログで母校のグラウンドを訪問したことを報告。「しばらくぶりにこのグラウンド来たけどやっぱり楽しかった思い出が思い浮かばなかった」と辛かった思い出ばかりが過ぎった様子。「当時はまだバキバキの時代だったから教わったのは『我慢』『理不尽』『空気の読み方』ぐらい」と振り返った。

 今年の横浜高は神奈川県大会準々決勝で、公立高校でノーシードの相模原に敗れた。横浜高が夏の大会で公立校に負けるのは実に22年ぶりの屈辱。上地は「今年、甲子園に行けなかった3年生の気持ちが少しだけわかるような気がする」「俺らの世代も甲子園に行けなかったからさ。強い強いと騒がれて。東の王者だなんて持ち上げられて。予選でコロッと」と高校最後の夏を振り返った。

 未だに上地の代はグラウンドにほとんど来ないどころか、卒業から22年で全員がそろったことは「1度もない」という。その根底にあるのは、甲子園に行けなかったという苦い思いだ。

 そんな経験がある上地だからこそ、今年の3年生の思いには敏感だ。平田監督から選手に対し挨拶を求められた上地は「これからどうにだってできるチャンスがある」と呼びかけ「ただ同時に傲慢になったり、勘違いしまくれるチャンスもある」と忠告したという。

 その上で調子が悪い時だけではなく「自分が楽しい時、調子が良い時、素敵な言葉をもらった時に、なんでそうなったかをしっかり冷静に分析してノートに書いておくと良いよ」とアドバイス。「転んでも立ち上がるヒントになるよ」とした。

 「本当に大きな失敗や傷ついた事は勝手に刻まれてるから、そこばっか見なくても」「悔しさを分かち合うより、喜びを分かち合ってほしー」と辛い思いをした先輩としての言葉も送った。

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