タッキー社長 ジャニーさんへ届け!15分9秒 魂の演出 Jr.育成に全身全霊ささげる

 9日に解離性脳動脈瘤(りゅう)破裂によるくも膜下出血のため87歳で死去したジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川(本名喜多川擴=きたがわ・ひろむ)さんの後継者として、ジャニーズJr.の育成に携わる滝沢秀明氏(37)が、13日、TBS系で放送された「音楽の日」で、初めて恩師への思いを表現した。自身が演出するジャニーズJr.の出演コーナーに手紙を寄せ、司会の中居正広(46)が代読した。

 昨年9月の引退後は、ジャニーさんとともに「ジャニーズアイランド」の共同代表を務めてきた滝沢氏。ジャニーさん死去後、所属タレントがコメントを発表する中でも沈黙を貫き、12日の家族葬でも集合写真に写ることはなかった。

 しかし、同番組では滝沢氏の演出によるJr.出演の企画が5カ月前から進行。ジャニーさんの死去とのタイミングが重なったことから、番組に出演するKinKi Kids、V6、嵐ら13組70人のジャニーズタレントがスタジオに集結する場面がもうけられた。

 その中で司会の中居が滝沢氏による手紙を代読。滝沢氏は「『Youは人を笑顔にするんだよ。悲しんでいる場合じゃないよ』というジャニーさんの声が聞こえるような気がして、私たちは少しずつ前に進み始めております」とつづり、「ジャニーさんが育てたジャニーズJr.、これからは私から、彼らが巣立っていけるように、全身全霊をささげてやっていきたいと思います」と人生をかけた覚悟を示した。

 手紙が紹介された後は、Snow Man、HiHi JetsらJr.のメンバーらが、15分9秒に及ぶショーをナマ披露。滝沢氏がジャニーさんとともに手がけた代表的舞台「滝沢歌舞伎」での代名詞、「腹筋太鼓」も披露された。

 ◇-以下、滝沢氏の手紙全文-◇

 本日はこのような形でお時間を頂けたこと、大変嬉しく思います。皆様もご存じの通り、私の恩師でもありますジャニー喜多川社長が先日、87歳で人生の幕を下ろしました。タレント、社員一同動揺しましたが、こんな時こそ「Youは人を笑顔にするんだよ、悲しんでる場合じゃないよ」というジャニーさんの声が聞こえるような気がして、私たちは少しずつ前に進み始めております。

 私は2018年末に芸能界の表舞台から引退いたしました。ジャニーズが大好きでジャニーさんへ恩返ししたい、そんな強い思いからでした。ジャニーさんの存在は大きすぎて、決して超えられるものではない。だからこそ今この仕事は、私の一生をかけたテーマになりました。

 私は今、ジャニーズJr.に思いを乗せ、彼らと共に苦しみ、共に喜び合う決意をしました。本日もSnow Manを始めHiHi Jets、ジャニーズJr.のみんなが熱いパフォーマンスをしてくれると思います。悲しみを乗り越えた若者達の瞳をご覧下さい。ジャニーさんが育てたジャニーズJr.、これからは私から、彼らが巣立っていけるように、全身全霊をささげてやっていきたいと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 2019年7月13日 滝沢秀明

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