ＮＨＫの定例会長会見が６日、都内の同局で行われた。俳優・窪田正孝（３０）主演の２０２０年度前期ＮＨＫ連続テレビ小説第１０２作「エール」のヒロインに女優・二階堂ふみ（２４）が選ばれたことについて、上田良一会長は「『西郷どん』で名演技をやられましたが、今度の朝ドラでのヒロインのご活躍も大いに期待しています」と思いを語った。

　二階堂は福島出身の主人公の妻でプロ歌手を目指す関内音（せきうち・おと）を演じる。「六甲おろし」「栄冠は君に輝く」など数々の曲を残した作曲家・古関裕而（こせき・ゆうじ）氏をモデルにした主人公を演じる窪田との掛け合いにも期待を寄せ、「オーディションには（約）２８００人の応募があったと聞いた。実力、キャリア共に素晴らしい女優さん。大変、期待しております。主演の窪田正孝さんと共に抜群の演技力の中で、２人の間にどんな芝居のやり取りが生まれるか楽しみです」と化学反応に期待を寄せた。

　古関さんの名曲が登場予定のドラマを通じて、「東日本大震災１０年という年を前にして福島、全国の皆様への応援歌、まさにエールとなればと思っております」と願っていた。