“ビリギャル”モデル、今度は聖心女子大学院に入学 ビリギャル誕生理由を研究へ
ベストセラーとなった「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話」のモデルとなった小林さやかさんが9日、フジテレビ系「ノンストップ!」のインタビューに応じ、4月から聖心女子大大学院に進学し、教育学を学んでいることを明かした。
“ビリギャル”のモデルとなった小林さんは、年間100回も講演を行うなど、自身の体験を多くの人に伝えているが、その中でももどかしさがあったという。
特に一番誤解されているのが「さやちゃんはもともと頭が良かった」「ビリギャルの人ってもともと進学校通ってたんでしょ」と、もともと頭が良かったのではというもの。これには小林さんは「私、『Hi,Mike!』が読めなかった。『ヒ、ミケ』って読んでた。ローマ字しか読めなかった」と本当は賢かった説を真っ向否定。高校の全国模試では偏差値28だったと主張した。
そんな小林さんでも慶大に現役合格できた過程を、学習理論として研究したいと、4月から聖心女子大大学院で教育学を学ぶことに。「もともとの才能でビリギャルが生まれたのでは世の中に出た意味がない。ただの私の自慢話になる」とも語り、ビリギャルが誕生できた理由などを学んでいくという。
小林さんは、母親が「大丈夫。さやちゃんは世界一幸せになれる」と毎日言い続けてくれたおかげで、諦めずに頑張ることができたといい、「私の能力ではなく、周りの環境がビリギャルを生んだ」と断言。大人達へは「子供の言葉を否定しないで」と呼び掛けた。
そして進学を考える子供たちには「自分で決めていいんだよってことを後輩に伝えたい」「自分で考えて自分で決める」ということを訴えていた。