ユカイ 亡き母に免許返納の過去 ドアのへこみ気づき「騙すように…」

 ロック歌手のダイアモンド・ユカイが25日、ブログを更新し、母親に免許を返納させた経緯を明かした。ユカイの母は17年に90歳で亡くなったが、ブログによると80歳を過ぎても車を運転していたという。

 池袋での母子死亡事故で、遺族が会見を行い、免許返納を涙ながらに呼びかける姿が反響を呼ぶ中、ユカイも「俺も過去に同じ事で悩んでいた時期があった」「人ごととは思えないくらいの切ない痛みを感じている」と切り出した。

 ユカイの母は80歳を過ぎても、独り暮らしで車の運転を「バリバリにしていた」というが、ある日、ユカイが助手席に乗った時、「いつもより判断が遅くなっていることに気づいて」免許返納の意思を確認したが「まだ大丈夫」と全く話を聞いてくれなかったという。

 その後も、ことあるごとに返納の話題になるものの、そのたびに大げんかに発展するという日々。だが「ある日、車のドアが凹んでいるのを見つけた」ことから、「騙すようにして車を修理するからと持ち帰ってしまった」と、車自体を取り上げてしまったという。

 「その時は胸が痛んだけど今思うとあんな風にしなければ免許を返納させる事は出来なかっただろう」と振り返った。

 「田舎の高齢者の方々にとって、車は必須な生活のための交通手段だけどやっぱり事故があってからでは遅い」とし、「もっと国で何か対策を深く考え今こそ実行していかなければいけないと思う」と訴えていた。

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