真矢ミキ 最狂「男装」殺し屋に 元宝塚花組トップが退団後初 21年ぶり“男”に

 女優の真矢ミキ(55)が、藤原竜也主演映画「Diner ダイナー」(7月5日公開)で男装殺し屋役を演じることが15日、分かった。殺し屋ばかりが集まる食堂で起こる殺し合いを描いた物語で、目的のためなら手段を選ばない“最狂”の殺し屋として出演する。元宝塚花組トップスターは21年ぶりに男装姿を披露。かつてを彷彿させる麗しいビジュアルも解禁。デイリースポーツの取材に、退団後初となる男装役への思いや、ド派手アクションの裏話などを語った。

 21年ぶりに男装した元宝塚トップスターが拳銃ぶっ放し、銀幕でド派手に暴れまくる!

 映像不可能とされた平山夢明氏の同名小説を実写化した同作は、命がクズの様に扱われる日本一イカれた食堂「ダイナー」に集まる“最狂”の殺し屋たちによる命がけの殺し合いを描くサスペンス。

 真矢は、組織内の一大勢力を牛耳るボスで男装する殺し屋の無礼図(ブレイズ)を演じる。解禁されたカットに映る黒ハットにジャケットで流し目する姿は、かつてのトップスター時代を思い出させる。

 男装姿で演技するのは1998年の宝塚退団後以来21年ぶり。久々に男物のスーツに袖を通し、自然と立ち姿が男らしくなったそうで「何年経っても形状記憶されているものですね」と誇らしそうにクスリと笑った。

 退団後初の男装には葛藤もあった。宝塚時代は「男」としてステージに立っていたため、オファーされた際に「“男装”に見えるか不安」になったというが、約20年間で得た女優としての経験から「今なら演じることができる」と確信して出演を受け入れた。

 飛んでくる刃物を避ける立ち回りに、火薬を詰めたバズーカを撃ちまくる豪快アクション-。真矢が「生きて帰れるか」とよぎるほどに“最狂”な撮影現場だった。冷静沈着な役とあって顔には出さなかったというが、手加減無しの体当たり演出に「『私、女優なのに!』って思いました」と笑い混じりにクレームを入れた。

 宝塚時代に劇団仲間に「ボス」と呼ばれていたそうで、今作で人生2度目の“ボス”を経験。真矢は「なつかしい」と目を細めた。部下役として、元月組トップの真琴つばさと元雪組男役の沙央くらまも出演。宝塚男役3人衆が冷酷に麗しく銀幕に躍動する。

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