高良健吾 中島貞夫監督から手紙朗読…「うれしい」、主演映画「多十郎殉愛記」
俳優の高良健吾(31)が13日、都内で行われた主演映画「多十郎殉愛記」の公開記念舞台あいさつに出席。共演の多部未華子(30)、木村了(30)、寺島進(55)、中島貞夫監督(84)、主題歌「Missing」を歌った中孝介(38)とともに登壇した。
中島監督が20年ぶりにメガホンを執った今作品での主演に、高良は「中島監督の20年ぶりの長編で主演をさせて頂いて、太秦でしかも時代劇、殺陣の仕事もできてそれだけでもラッキー」と話し、「30代最初の主演だったので、10代、20代でいろいろさせてもらったけど、その中でも自分に落とし前が付けられるような役なのかなと思いました」と晴れやかな表情で振り返った。
イベントでは、中島監督から、登壇キャストひとりひとりに書いた手紙が朗読されるサプライズも。同監督は、高良宛てに「ジジイと孫ほどの歳の違いがありながら容赦なくぶつかってくれ、多十郎にのめり込んでくれた」と綴り、「厳しい要求をしたチャンバラ修行。切られ方まで志願してやってのけた。かつて付き合った優れた役者たちが一様に持っている根性を君に見たとき、うれしかった。君には無限のこれからがある。やれることならもう一度と、さらなる期待を抱きつつ…お疲れ様」と読み上げた。
高良は「他の現場や作品などで以前、手紙って人前で読むものなのかなとか、感情が出るのも恥ずかしいよなとか思ってましたが、斜に構えていてすみません、と思いました。うれしいです。ここで読んでもらえることに意味がある。この思いを大切にしたいと思います」と神妙な面持ちで感謝の言葉を紡いでいた。
