舛添要一氏 イチロー氏の国民栄誉賞辞退分析…「日本だけじゃないという感じも」
元東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏(70)が7日にAbemaTVで放送された「#Abema的ニュースショー」(正午~午後2時)に出演し、米大リーグを現役引退したイチロー氏(45)が国民栄誉賞を辞退し、ツイッターで「廃止した方がいい」などと考えを述べたことについて、重ねて意図を説明した。
舛添氏は5日にツイッターで、「国民栄誉賞は廃止すべき」「大衆のフィーバーの度合い次第で対象者が決められている」「それに政治家が便乗するのはポピュリズム以外の何ものでもない」などと考えを示していた。
司会の千原ジュニアが「廃止した方がいいですか」と舛添氏の考えを問うた。舛添氏は「明確な基準がないんです」と同賞を選定する基準が具体的に示されていないことを指摘。「なんでやったかというと、勲章を王さんにあげたかったけどないから作った。だけど今はどういう基準で選ばれているのか」と元々は王貞治氏のための賞で、以降は基準が不明確であると述べた。
さらに舛添氏は「人生は長いわけです。後で何かつまずいた時に、『お前、国民栄誉賞もらってるくせに』って言われるから、もらう人も重荷になる。もういいんじゃないかって感じしますね」と同賞は役割を終えたのではと述べた。
また、舛添氏は「彼は日本のスターというより世界のスター。アメリカのメジャーリーグでやってる方ですからね。日本だけじゃないよという感じもあるのかもしれない」と補足した。