高木ブーが松山千春の「恋」を熱唱 雷とどろく夜にウクレレ弾き語り

新刊を手にする石原壮一郎氏(左)とウクレレをつま弾く高木ブー=東京・八重洲ブックセンター
ウクレレの弾き語りで熱唱する高木ブー=東京・八重洲ブックセンター
語り合う石原壮一郎氏(左)と高木ブー=都内
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 ザ・ドリフターズの高木ブー(86)が8日夜、都内の八重洲ブックセンター本店で、コラムニスト・石原壮一郎氏(56)が監修した「思い出を宝ものに変える 家族史ノート」の刊行記念イベント「家族史だョ!全員集合」にゲスト出演。ミニライブで松山千春のヒット曲「恋」のカバーなどをウクレレの弾き語りで熱唱した。

 「家族史ノート」は、昭和元(1926)年から平成31(2019)年までの出来事を左ページに掲載。右面は家族の思い出を文章でつづったり、写真などを貼るスペースとなっている書籍だ。新元号「令和」の施行を前に、家族の昭和・平成の記録をオリジナルで残すことができる。高木は、同書を長女にプレゼントされて気に入り、石原氏とのトークショーが実現した。

 高木は昭和8(1933)年、石原氏は昭和38(1963)年のともに3月生まれ。ちょうど30歳違いとなるドリフ世代の石原氏はリスペクトを込めて、高木に接した。

 「家族よりドリフと過ごした時間の方が長かった」という高木に対し、石原が「いかりや(長介)さんは亭主関白のお父さんみたいな感じですか?」と問うと、高木は「そうです」と2歳上の亡きリーダーをしのんだ。

 高木は「なんでドリフがビートルズと(日本武道館で)一緒にやったのか、いまだに分かってない。30~40分やるはずが、1曲だけになったんだけど、何をやったのかも覚えてない」と昭和41(1966)年のトピックスについて笑いを交えて語る一方、亡き愛妻や一人娘を語り、さらには今年で15歳になる孫が幼い時に、高木が“雷様”のコスチュームで一緒に撮った写真も披露。その時、雷雨だった東京の夜空で、雷鳴がとどろいた。

 ミニライブでは、白いウクレレで3曲を披露。ハワイのムード漂う「BEYOND THE REEF」に続いて「恋」を熱唱。繊細な歌詞とメロディーを高音でブレずに歌い切り、客席では目をつぶって聴き入る姿が目立った。最後は自身が作曲した「Blue Memory」をしっとりと歌い上げ、石原氏から「奇跡の86歳でございます!」とたたえられた。

 (デイリースポーツ・北村泰介)

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