草刈民代 女優転身10周年で初の舞台プロデュース 夫・周防監督も脚色で参加

 女優の草刈民代(53)が舞台「PURGATORIO-あなたと私のいる部屋-」(10月4~14日、東京芸術劇場シアターウエスト)に主演することが4日、分かった。今年、女優転身から10周年を迎えた草刈が初めて舞台の企画プロデュースに挑戦。夫で映画監督の周防正行氏(62)も脚色として参加する意欲作で、夫婦でアニバーサリーイヤーを盛り上げる。

 プリマから女優転身して10年、“女優業10周年の総まとめ”と位置づける舞台に草刈が万感の思いで挑む。

 原作はチリの同名劇で、病室にも刑務所にも見える真っ白で殺風景な部屋が舞台。男女2人が立場を入れ替えて尋問し合うスリリングな会話劇で、相手役を俳優の高嶋政宏(53)が務める。

 企画は「役者としての腕試しをしたい」との思いで2年前にスタート。転身後、初の仕事が舞台「宮城野」(2009年)での2人芝居だったことから、「10年前の姿から成長しているか比較していただけるのでは」と考えて2人芝居を選んだ。

 舞台を手がけたことがないという周防監督には、草刈が猛アタック。喜んで引き受けてくれたという夫と毎日、自宅で同作について議論しているといい、「監督として尊敬する夫と身内で一緒に舞台を作ることができてうれしいですね」と“共闘”を喜んだ。

 高嶋とは5年ぶり2度目の共演で、映画「舞妓はレディ」(14年)での役者としての技量にほれて自らオファー。再共演に「素晴らしいものをたくさんお持ちの高嶋さんと熱い舞台を作りたい」と奮起していた。

 09年までバレリーナとして活躍。女優生活10周年を迎え「ここからが女優としての本番」と野望を語る。最近は演技の他、歌にも挑戦。進化し続けることを諦めない女優は「表現者としてこれから何ができるかを見つける舞台にしたいです」と、実りある公演にすることを誓った。

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