内田裕也さん「今あの世にいます」モッくんビックリ!“動く遺影”で天からあいさつ

 3月17日に肺炎のため79歳で死去した、ロック歌手・内田裕也さんのお別れの会「Rock’n Roll葬」が3日、東京・青山葬儀所で営まれ、タレントの堺正章(72)、歌手の郷ひろみ(63)ら950人が参列した。祭壇には写真ではなくモニターが飾られ、裕也さんの破天荒な生前の姿を“動く遺影”として掲示。裕也さんの長女で喪主の内田也哉子(43)が「ファッキン、ユウヤウチダ!!」と父を送り出すなど、裕也さんらしい型破りな“ラストステージ”となった。

 破天荒を貫いた裕也さんらしく、冒頭のVTRでいきなり度肝を抜いた。“動く遺影”として祭壇に設置されたモニターに映ると、「僕は今、あの世にいます。ロックンロールに生きて、ロックンロールに死ねたことに感謝します」と“天からの言葉”を届けた。

 実はこの映像は、2015年に裕也さんが出演予定で撮影したが、放送されなかった葬儀社のCM。この日の演出も手がけた、裕也さんのライフワークだった音楽イベント「ニューイヤーズワールドロックフェスティバル」のスタッフによる遊び心で、ロックンロール葬が開幕した。

 娘婿で俳優の本木雅弘(53)も「びっくりしました」と目をむいた。婿入りしている本木は、初めて本名の「内田雅弘」として参列。内田家の一員であることにこだわった。裕也さんに「あらゆるものを飛び越えた、神様のような存在です」と最敬礼。「四十九日までは浮遊していると思う。すがすがしく桜を見ているのでは」と宙を見つめた。

 黒の革ジャン姿など、ロック色強めの参列者も多く、しめやかさは一切なし。異例のロック葬は、裕也さんの遺言だった。生前から「メジャーに盛大に!」と青山葬儀所を指名しており、会場には裕也さんが愛したビートルズや自身のオリジナル曲「コミック雑誌なんかいらない」などが流れ続けた。

 祭壇は芸術家・横尾忠則氏の前衛的なポスターがモデルで、計1万5000本の白い花でエベレストやピラミッドなどのパワースポットを再現。遺骨の隣には愛用していたステッキを突き刺した。戒名は「和響天裕居士(わきょうてんゆうこじ)」。本木と也哉子の希望で「響」と「和」を加えた。「世に響かせる」「天上でも音楽を奏で続け平和を願う」という、裕也さんへの思いが込められていた。

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