坂上忍「勇気あったな」 「麻雀放浪記2020」公開決定にバイキングで支持続々
俳優の坂上忍(51)が21日、フジテレビ系の生番組「バイキング」で、麻薬取締法違反で逮捕された電気グルーヴのメンバーで俳優のピエール瀧容疑者(51)が主要キャストを務めている映画「麻雀放浪記2020」(4月5日公開)の公開を決めた東映の判断を「勇気あったなと思う」と支持した。
東映の多田憲之社長(69)は20日の会見で、映画を予定通り公開する理由として、「東映として、私個人としてもちょっと行きすぎだなという印象は持っていました」と、瀧容疑者の出演作品について、撮り直しなどの自粛が拡大していることへの懸念を挙げ、「劇場での上映は有料で、鑑賞の意志を持ったお客さまが来場し、鑑賞する。クローズドなメディアで、テレビ放映、またはコマーシャルなどとは性格が違います」と述べた。
坂上は「チキンレース状態で、みんな心の中で思ってたと思う。上映したっていいじゃん、でもどこが初めに切り出す?っていうのはどっか心の中にあった中で、この判断っていうのは、そう考えると僕は、そういった意味では勇気あったなと思うんですよ」と、東映の判断を支持。
一方で、同作の白石和彌監督にはアウトローの世界を扱った作品が多いことを指摘し、「だからこそね、こういうことをやってくれるなって思うわけ」と、作品を損ねる瀧容疑者の犯罪を批判した。
ベテラン俳優の大和田獏(68)も「映画の場合、東映の社長さんがおっしゃったことを支持したい」と東映の判断を肯定し、「お蔵入りになってしまったら、製作者側、監督をはじめスタッフ、共演者の人たちがある意味、被害者になる。大勢の被害者を出してしまうのはどうなのかな」と主張。
タレントの薬丸裕英(53)も「多田社長、獏さんと同じ意見です」と同調した。