杉良太郎 急性副鼻腔炎が完治せず…それでも3200人に新曲披露

 歌手で俳優の杉良太郎(74)が14日、東京・国立劇場で芸能活動55周年記念スペシャルコンサートを行い、昼夜2公演で3200人のファンに13日発売の新曲「愛の一滴」、代表曲「すきま風」など計21曲を披露した。

 杉は約2週間前に急性副鼻腔炎を発症。コンサートに影響が出ないように3件の病院で治療を試みたが、症状は好転せず、この日を迎えた。杉は「椎間板ヘルニアなど手術を3回やってるけど、それよりきつかった。集中力がなくなってしまうし、うみがノドに流れて声帯がダメになってしまう」と症状を説明した。

 新曲「愛の一滴」は「バラ色のダンス」、「神様への手紙」に続く、杉自身が作詞を手掛けた三部作。ラストで歌唱し、杉はファンに「渾身(こんしん)の力を込めて、私が書きました。これで55周年に気に入った曲が歌えます」とあいさつした。

 芸能活動55周年。杉は「55年続けられるとは思っていなかった。もうテレビで17~18年歌っていないし、60歳で舞台もやめた。いつまでもやってりゃあ、いいってもんでもないしね」という。歌を続けているのは「福祉だね。被災地に行って歌うと、下手な歌でも喜んでくれる。今は営業より福祉で歌ってる方が多い。歌はどこでも歌えるしね」とサラリと言ってのけた。

 ライフワークともなっている刑務所の慰問は「続けようと思っている。どこかでやめるわけにはいかない」と誓った杉。TBS系ドラマ「下町ロケット」での演技は大好評だったが「そういう自分に合った役があればね。あまり無理はしたくない。若い頃、一生懸命やったんでね」と交わした。

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