八千草薫 倉本聰氏に「申し訳ないです」…がん闘病でヒロイン降板

 脚本家の倉本聰氏(84)が13日、都内で行われたテレビ朝日系ドラマ「やすらぎの刻~道」(4月8日スタート、月~金曜、後0・30)の制作会見に出席し、がん闘病のため、同番組を降板した女優・八千草薫(88)の近況を明かした。

 この日の朝にも八千草から電話をもらい「(ドラマ、会見に)出られなくて申し訳ないです、みなさんによろしくお伝え下さい」と伝言を受け取ったという。詳細な病状は明かさなかったが「今は悪い状態が出ているわけではなくて、これだったらもうちょっとできたのにっていうくらいですね」と深刻な状態ではないことを明言。「そっとしておいてあげてください。(病気について)いじられるのが好きではない方ですから」と最後まで気遣っていた。

 倉本氏によると、今年の1月に八千草から「膵臓(すいぞう)がんを取ったんだけど、肝臓に転移してしまって。申し訳ないけど降ろしてほしい」と電話連絡があったという。今回は現代パートと劇中劇となる「道」というパートに別れているが、八千草は当初両方に出演する予定だった。体調を考慮して、急きょ予定を変更。現代パートの一部だけの出演に切り替え、5シーンだけ撮影した。

 倉本氏は「能の入舞(退場する際に最後に見せる舞踊)を見ているかのような厳かな気持ちになりました」と、大女優の心意気に感激していた。

 八千草は今年2月9日に自身のホームページで肝臓がん治療のため、当面休養することを発表。前日の8日に「やすらぎ-」を降板することを発表していた。

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