藤井聡太七段“足踏み”で加藤一二三・九段に届かず

 将棋の最年少棋士、藤井聡太七段(16)が5日、大阪市の関西将棋会館で指された第77期名人戦順位戦C級1組11回戦で、2期連続昇級を目指して都成竜馬五段(29)と対局し、126手で勝利。通算成績を9勝1敗としたが、同じく1敗で並んでおり、順位が上である師匠の杉本昌隆八段(50)と船江恒平六段(31)がともに勝ったため、今期のB級2組への昇級はなくなった。

 惜しくも昇級を逃した藤井七段は、来期もC級1組に残留。再び10回の対局で昇級を目指すことになる。

 これまで数々の最速記録を塗り替えてきた藤井七段だが、今回の“足踏み”で、加藤一二三・九段(79)が持つ、デビューから史上最速のA級昇級(5期目)に並ぶことは不可能となった。

 それでも、来期はC級1組内での順位は大幅に上がるため、今期のような同率で順位差に泣く展開はまず考えにくい。今後、順調に昇級していけば、谷川浩司九段(56)が持つ最年少名人記録(21歳2カ月)の更新はまだまだ可能だ。

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