北翔海莉の母が脱税疑い 元宝塚トップスター「困惑」

 所得税約4900万円を脱税したとして、東京国税局が所得税法違反の疑いで、宝塚歌劇団星組の元トップスター北翔海莉の母親で会社役員の吉野博子氏(67)を千葉地検に告発したことが19日、関係者や吉野氏の代理人弁護士への取材で分かった。1月30日付。吉野氏は運営していた北翔の私設ファンクラブの収入約1億2100万円を申告しなかった疑いが持たれている。北翔は同日、公式ホームページ(HP)で「詳細を把握できておらず困惑しております」と心境を明かした。

 宝塚の元トップスターの母に、金銭疑惑が浮上した。吉野氏は2016年、実質的に運営していた北翔の私設ファンクラブの会費やグッズ販売の収入など計約1億2100万円を申告しなかった疑いが持たれている。

 弁護士は取材に「(吉野氏が)税法に対して理解不足で、プールしている資金を申告しなければならないという認識がなかった。国税局に従い、既に納税を済ませた」と書面で回答した。ファンクラブの会員数は現在、約1700人。北翔は資金管理に無関係という。

 北翔の所属事務所「株式会社KAIRIスピリッツ」はこの日、公式HPに「お知らせ」と題した文書をアップ。「報道されている問題は、当社とは関係ありませんが、代表者が個人として世間をお騒がせしたことは、大変申し訳ございません」と記し、吉野氏の問題であり、北翔とは無関係であることを強調した。

 続けて「北翔海莉」の名前でもコメントを発表。「調査や捜査に関しましては、対象外のことで、詳細を把握できておらず困惑しております」ととまどっている心境を明かした。また、仕事については「しっかりやり遂げたい」と影響が出ないようにしていることを明言。「ファンをはじめとする皆様、そして関係者の皆様には、大変なご迷惑とご心配をおかけすることになり、誠に申し訳ありません」と謝罪した。

 北翔は15年にトップスターに就任し、16年11月に退団した。

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