口腔がんの早期発見のためにセルフチェック表…日本口腔外科学会
タレントの堀ちえみ(52)が19日、ブログを更新し、口腔がんを患っていることを公表した。日本口腔外科学会(事務局・東京都港区)はホームページで「口腔がんのセルフチェック表」として10項目をあげている。
同学会は「口の中にも『がん』ができるのをご存知ですか?しかし、定期的に口の中をセルフチェックすれば、口腔がんは比較的簡単に発見できて、早期治療につながります」とし、口腔がんの発生要因の代表的なものとして「喫煙と飲酒」をあげた。これまでの研究では、「喫煙者の口腔がんの死亡率は、非喫煙者の約4倍」であること、また、「重度の飲酒もハイリスク因子」としている。同学会は「中高年齢の方は、毎月1回のセルフチェックを強くお勧めします」と10項目をあげている。
「手順1 明るい光の下で鏡を使って」
*唇の内側と下あごの歯ぐきを見て、触って下さい。
*頭を後ろに傾けて、上あごの歯ぐきとその間を見て、触って下さい。
*頬の(裏側)の粘膜を見て、触って下さい。
*舌を前に出して、舌の両脇、舌と歯ぐきの間を良く見て、触って下さい。
*下あごから首にかけて触って見て下さい。
「手順2 良く観察し、チェックしましょう!」
*白い斑点や赤い斑点はありませんか?
*治りにくい口内炎や、出血しやすい傷はありませんか。
*盛り上がったできものや固くなった所はありませんか?
*顎の下と首の脇に腫れはありませんか?
*食べたり飲みこんだりがスムーズにできますか?
同学会は口腔がんのできやすい場所は「舌・歯ぐき・頬の粘膜」とし、中高年齢者には毎月1回のセルフチェックを「強くお勧めします」としている。