西郷輝彦の伝説のドラマ「どてらい男」ネット復活に反響続々

 西郷輝彦主演の関西テレビ制作ドラマ「どてらい男(やつ)」が40年の時を越えて復活し、Amazon Prime Videoチャンネルの「京都Ch」で昨年7月から配信がスタートし、視聴者から反響が集まっていることが14日、分かった。

 同作品は、主人公の“モーやん”こと山下猛造(やましたもうぞう=西郷)が、故郷の福井から大阪の機械工具問屋にでっち奉公に入り、主人や番頭にいじめられながらも、商人として大成する姿を描いた物語。当時の人気脚本家・花登筺(はなとこばこ)が原作・脚本を手掛け、最高視聴率35・2%を記録、1973年~1977年の3年半にわたり全181回放送された。

 以後も「もう一度観たい」「映像化はされていないのか?」という問い合わせはたびたび寄せられたという。しかし、「どてらい男」の映像が関西テレビに残っていたのは、初回と最終回のみ。当時、テープは高価で、テレビ局でも上書きするなどの再利用は当たり前の時代だった。

 探してみると、物語のモデルとなった大阪の大手専門商社「山善(やまぜん)」に7~129話が保管されていることが判明。さらに、そろっていない部分のビデオテープ(2話~6話、130話~180話)も探すため視聴者に呼びかけるプロジェクトを発足。結果は横浜在住の方から3話が見つかったとの情報にとどまったが、映像を補修し、原作者の代理人に映像配信の許可をもらうなどして復活となった。

 昨年7月からAmazon Prime Videoチャンネルの「京都Ch」で配信されると、視聴者からは「もう見られないと思っていたのに、配信されるなんて感激!」「一気にシーズン3まで見ました!」「見ていてスカッとする」といった反響が続々と集まったという。

 15日からはAmazon Prime Video未加入でも1話単位で視聴が可能となった。好きな時に視聴できるデジタル配信という形でよみがえった名作。今後も長く人気を集めそうだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス