宝塚・芹香斗亜、宙組組替後初主演「絆を大切に」
宙組スター芹香斗亜(せりか・とあ)主演「群盗」が9日、大阪の梅田劇場シアター・ドラマシティで初日の幕を開けた。同作は1781年に書かれたシラーの戯曲を元に、タカラヅカらしく愛と青春の物語として描かれた。
伯爵家の嫡男として生まれながら、義賊集団「群盗」の首領となるカールを演じた。元々ダンスには定評があったが、歌にも格段の進歩を見せ、情緒豊かに歌い上げた。また演技でも自由を求めながら、悲劇へと向かう様子を、丁寧に演じた。
芹香にとって、今回が組替後初主演作。下級生の組子と作り上げた作品で、「新しい絆を大切に、いまの私たちのエネルギーをお見せしたい」と意気込みを見せていた。
17日まで。