西野カナ「また笑顔で会いましょう」 休止前ラストライブ 22曲“完全燃唱”

 歌手の西野カナ(29)が3日、横浜アリーナで活動休止前のラストライブを行った。代表曲「トリセツ」など22曲の“完全燃唱”で歌い納めると、ダブルアンコールのフィナーレでは涙。2016年の日本レコード大賞受賞など輝かしい功績を残した平成生まれの歌姫は、「また笑顔で会いましょう!!」とファンに約束し、無期限の休養に入った。

 最後の曲に選んだのは、離れていても変わらない友情を表現した「Best Friend」だった。歌い終えるとこらえていた涙があふれ、両手で顔を覆った。2008年2月のデビューからの歩みをまとめたVTRが西野へのサプライズで上映された後、惜別の思いを切り出した。

 「この10年はみんながいてくれないと、できやん(できない)ことばかり。みんなに出会えたから、私が今、ココにいられると、あらためて思いました。これからお休みするんだけど…みんなと会えるのを楽しみに、励みに、色んなことを挑戦していきたいと思うので、みんなまた笑顔で会いましょう!!」

 昨年がデビュー10周年で、3月で30歳になるのを前に下した決断。2時間33分の公演中は「ありがとぉ」を繰り返し、10年分の感謝を伝えた。客席からは「待ってるよ~」と声が飛び、ファン1万4000人による「kiss&hug」に送り出されるように、ステージから姿を消した。

 211公演目となったライブは47都道府県と香港、台湾の映画館で生中継され、序盤はしんみりムードとは無縁だった。初の360度客席に囲まれたセンターステージに、42人編成のマーチングバンドに導かれるように登場。「会いたくて 会いたくて」、「Darling」などのヒット曲を畳み掛け、楽譜柄ドレスやパーカなど衣装10変化も決めた。

 休止中の具体的な予定には触れなかったが、大の旅行好きで30代の目標は南米制覇と事前に公言。“旅人”として自由な時間を過ごした後には、ファンとの再会が待っている。

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